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カート

カートが空です

机の上の生態系「ボトルアクア」を始めませんか?



ボトルアクアとは?

「ボトルアクア」とは、ガラス製の器の中に水草や小さな生き物をレイアウトし、自然のミニチュア世界を再現するアクアリウムスタイルです。

ポイントは、「小さくても完結した自然の循環をつくること」。
見た目のおしゃれさや癒し効果に加え、自分のサポートによって環境のバランスを保つ奥深さも魅力です。

小さなボトルの中で巡る、いのちの物語

バランスの取れた水槽には3つの生態系の『生命共同体』がいます。まず、生態系を維持するのに欠かせないのが水草。水草は魚の出す二酸化炭素を光合成で酸素や、炭水化物に変えてくれます。根から水を吸うことで砂利のなかにも緩やかな流れを生み出します。

古くなった枯葉や魚の糞、エサの残りは砂利の中のバクテリアが分解し、水を浄化するとともに水草の栄養にもなります。

魚たちは水草が出す酸素を吸って呼吸し、水槽内にゆるやかな水流をつくり出します。

このサイクルを繰り返すことで水槽内の生態系バランスが整っていき、水草もさまざまな表情をみせてくれます。

ボトルアクアリウムは「人が作った環境で飼育する」、というより「自然の営みをサポートする」というイメージ。思いもよらない水草の成長に驚こともあれば、ちょっとしたことでバランスが崩れてしまうこともあります。

「ただ眺めて癒される」だけではなく、自然の仕組みそのものを体感できる。それがボトルアクアリウムの醍醐味です。

画像提供:園原信也(SONOアクアプランツファーム

ボトルアクアリウムを始めて1ヶ月、3ヶ月…そして1年、と経過していくと、上の写真のようにそれぞれの水草は大きく育ったり、衰退したりを繰り返します。とどまることなく変わり続けること「遷移」と言います。

バランスが取れた状態のグラスアクアは水草が繫栄し、コケも生えず、水質も良好に保たれます。きちんとお手入れしてあげれば、水槽の小さな生態系を1年以上維持することもきっとできますよ。

画像提供:園原信也(SONOアクアプランツファーム

環境が安定してもお手入れは必要です

「簡単に楽しみたい」という考え方は、アクアリウムと自然を考えたときには、変える必要があるかもしれません。小さな生態系づくりに失敗はつきものです。それまでうまくいっていた環境が急に変化することもあれば、生きものたちに影響が出るかもしれません。

時として力強く、時として繊細で、手をかけたほうがいいこともあれば、自然に任せたほうが良いこともある。すべてがマニュアル通りにいかない試行錯誤が、ボトルアクアリウムの楽しみの本質と言えます。

ボトルアクアリウムを経験したら、ぜひ外に出て自然の景色を眺めてみてください。こんなにも広大な世界ですべての生き物がバランスを保って生きているすごさ、不思議さを感じられると思います。